先進医療で必要な経費ってどの部分?

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三次元形状解析による体表の形態的診断

人の顔を治療することの難しさ

人の顔は複雑な凹凸の繰り返しでできています。さらに顔は個々人で全く違う顔をしています。これだけ個人差があると、平面で構成された肌の表面などに比べると、汎用的な治療方法は適応できません。また、多くの機能を備えているのも顔です。口で食事をすることはもちろんのこと、目でモノを視て、それを休息させるための開閉装置、瞼もあります。鼻にも多くの機能があり、呼吸するための空気清浄機能やくしゃみなどの汚染物排出機能があります。これらの機能を維持しながら、怪我以前の状態に戻すことは非常に困難です。この困難をもとに戻すために必要なのは正確な計測と治療後の予想です。治療後の予想とは治療計画のことで、これがないと実施される治療後の顔の状態を予測することができません。

三次元形状解析による体表の形態的診断とは

三次元解析とはレーザー光で三次元曲面計測を行う方法です。レーザー光は直進する微小な光です。この光を計測面、顔面などに照射し反射光を計測することで、凹凸を詳細に3Dのデジタルデータにすることができます。最短40秒程度で3DCGの画像にできます。
鼻は左右の曲がりや陥没、変形などを計測し元の状態を予測します。鼻の形を正確に測ることで、鼻骨の骨折や鼻腔内の手術などに有効です。唇は、空いているときと閉じているときを比較して開閉機能の定量的診断を行います。
唇がさけたような状態になる唇裂や火傷の治療、顔面神経麻痺などの治療に使用できます。顔全体については、2回のレーザー光照射を行い、2回目は角度を少しだけずらして測定し、画像を重ね合わせることで左右の対称性などを正確に診断します。顔面の変形や骨折などの手術に有効な解析です。


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